10年間務めた銀行を退職。専業ブロガーへ
退職後の手続き

【自己都合退職で失業保険はいつから貰える?】受給までの手続きの流れを解説😲

こんにちは、かぼちゃんの父です。

今日も、生きています。私は、令和元年の9月に10年間務めた銀行を退職しました。

現在、雇用保険の失業給付を受けているところですが、「どういった手続きが必要で、
いつからも貰えるの?」といったところで不安な方も多いと思うので、私の経験を基に手続きの流れをまとめてみました。

【自己都合退職で失業保険はいつから貰える?】受給までの手続きの流れを解説😲

この記事は、自分で作成したものですが、自分が手続きについて分からなくなってきたらこの記事を読むと分かるようになっていたので、我ながら、なかなか良くできているなと心強く感じたものなので、皆様もご参考に頂ければと思います。

それでは早速、失業給付受給までの流れを以下のチャートで確認していきます。

失業給付スケジュール① 失業保険受給スケジュール

上記のスケジュールに沿って、解説を進めていきます。

【失業給付】離職票の受け取り

失業給付受給のスタートは、何はともあれ「離職票の受け取り」から始まります。

離職票が手元になければ、会社を退職したからといって、退職日翌日に早速ハローワークに行っても何も手続きができません。

「離職票」は、勤めていた会社から発行されます。会社によっては依頼がなければ発行しないケースもありますので、離職前後に必ず確認し、手に入れましょう。

(法令上は退職後10日以内と決まっているのですが、なかなか法令上どおりにいかない会社が多いのも現実です。10日を目途に、郵送されない場合は会社へ連絡しましょう。手続きが進みません。)

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離職票離職票

上記の画像のように、「離職票1」及び「離職票2」がセットで送られてくると思います。
さあ、「離職票」が届けば、他の必要物を準備し、ハローワークに行きましょう。

ハローワークで求職票に記入、離職票とともに提出して面接を受ける。【失業給付受給資格の決定

ハローワークハローワーク

とりあえず、離職票などの必要書類が揃えば、ハローワークに行きます。

【失業給付受給】ハローワーク持参必要書類

①離職票-1,2
②証明写真(縦3cm×横2.5cm)2枚
③印鑑
④本人名義の預金通帳またはキャッシュカード
⑤マイナンバーカード
マイナンバーカードがない場合は次の【1】と【2】
【1】マイナンバー確認書類(いずれか1つ)
マイナンバー通知カード、マイナンバーの記載がある住民票(住民票記載事項証明書)
【2】身元確認書類
※(1)のうちいずれか1種類。(1)がない場合、(2)のうち異なる2種類(コピー不可)
(1)運転免許証、官公署が発行した身分証明書・資格証明書(写真付き)など
(2)公的医療保険の被保険者証、年金手帳など

1回目は予約など不要のノーアポです。

受付で、「会社を退職したので、失業給付の手続きに来た」旨を伝えると、下記のバインダーを渡されます。

失業給付

「求職申込書」(求職票)ですね。記入して、次は流れに任せて面接です。

面接と言っても、提出資料の確認をするだけです。

この時に、求職票とともに離職票、証明写真、受給口座を確認するために、通帳かキャッシュカードの確認などをします。

あとは、「次の待期期間(7日間)」についての説明と、「雇用保険受給説明会」の日程調整をするだけです。この日から、約7日間を空けた日程で雇用保険受給説明会の日程を決められます。

【失業給付】7日間の待期期間

【失業給付】7日間の待機期間

この期間は、「失業状態」にあることを確認するための期間ということなので、アルバイトはしてはいけません。

もし、待期期間中にアルバイトをした場合、その日数分、待期期間が延期されます。

例えば、待期期間の3日目に1日アルバイトした場合、その日は失業していない日という扱いとなり、待期期間としてカウントされず、4日目以降をカウントすることになります。

アルバイト以外の仕事(再就職をする、日雇い労働をする、内職をする)も同様です。これらは禁止されているわけではありませんし、働いたからといって何か罰則があるわけでもありませんが、上記のように働いた日数分、待期期間の満了が遅くなってしまいます。

待期期間中に求職活動をすることは自由ですが、求職活動の結果、次の就職先が決まった場合、基本手当だけではなく、再就職手当も支給されません。

なので、7日間の待期期間については、どこかで働こうとせずに、求人票を見たり、インターネットの転職支援サイトを見るなどして過ごすといいでしょう。

【失業給付】雇用保険受給説明会初回講習に出席

雇用保険受給説明会

「雇用保険受給説明会」は、雇用保険(失業給付)についての概要を、ビデオを見たり、説明者からの説明を聞いたりするものです。雇用保険の成り立ちや、不正受給はいけません、などといった説明ですね。

約1時間半くらいの説明会です。何か質問があれば、この説明会後に聞くこともできます。

「初回講習」への参加は任意です。但し、今後の失業給付を受け取るためのスケジュールなどのガイダンス的なものなので、私は、初回講習には参加した方が良いと思います。

また、次の初回失業認定日(1回目)までに1回の求職活動が必要となるのですが、初回講習の受講は1回の求職活動と認められます。

なので、この初回講習に参加すると、次の初回認定までに特に求職活動などはしなくても大丈夫です。

退職したばかりで求職活動をしている余裕のない方も多いと思いますので、そういった方は参加した方が良いでしょう。

【失業給付】初回認定日(1回目)

失業保険

初回認定日は、所要時間10分程度で終わります。

何をするかと言うと、7日間の待期期間」に就職が決まったり、アルバイトをしなかったかということを確認されます。

ここでやっと「失業したこと」が認められます。

私は、自己都合の退職でしたので、今後3か月の給付制限があること、そして約3か月後の認定日(2回目)にハローワークに来るように伝えられました。

【失業給付】3か月の給付制限期間

失業給付3か月受給制限

会社都合による退職の場合は、失業給付は1か月程度で受給開始となりますが、自己都合の場合は、3か月間の給付制限期間などがあるので、退職後、受給開始・実際の入金までは4か月程の期間が空くことになります。

この間に最も気をつけなればいけない点は、お金が底をついてしまうことです。

退職後は、たちまち資金ショートしやすい環境になっています。
その理由を以下に記載します。

退職後にお金がないと不安です

失業 お金ない

退職後には、当然ながら収入はありませんし、予想外の支出があることに注意が必要です。

その理由を3つのポイントで解説します。

①退職月の給与は当てにできません

それぞれの会社の規定にはよると思いますが、世の中では、月末締めの当月払いという規定となっている会社が多くなっています。

例えば、新卒で入社月の4月の給料日に、給与をもらっているとします。3月働いていないのに一ヶ月分もらう会社が多いですよね?それは4月末までの給与ということ。

そう、月末締めの当月払いということなのです。
私の場合は、9月末の退職でしたが、実質、有休休暇の取得の為、9月の1か月間はほぼ働いていませんでした。

その為、9月21日に9月分の給与入金はありましたが、10月には9月に少し働いた分の残業代2,000円程の給与のみ、といった最終の給与となりました😲

②退職金の受取りはだいぶ先になります

退職金の支払いは退職日以降とするのが一般的ですが、その支払い時期については、法律上特別な規定はありません。

退職金制度を設けること自体が会社の自由なので、支払い時期についても会社の裁量あるいは労使合意に任されています。

ただし、退職金制度を設ける場合には、その支払い時期を就業規則に明記されているので、要チェックです。

私は、「9月末に辞めると、だいたい10月の給与と一緒に振り込まれるのかな?」と余裕しゃくしゃくでしたが、実際は、退職後3か月以内ということでした…😲

最終的に退職金が振り込まれたのは12月の末ぎりぎりのタイミングでした。

③健康保険料、国民年金、税金(住民税)の支払いが必要

健康保険はや税金は、前年の所得に基づいて支払う必要があります。
今現在失業している為に、収入がないからと言っても、前年バリバリに働いた基準での保険料や税金となることに注意が必要です。

これらは本当に馬鹿になりません。私の場合は健康保険料毎月3万円、国民年金毎月1.6万円、税金一括20万円を支払っています。

上記のように退職後は「収入がない」「支出も増える」というダブルパンチを受けることになります。

【失業保険】3か月の受給制限期間中お勧めアルバイト

治験バイト

こういった事を考えると、当然、3か月の受給制限期間中に無収入となるのは、ほとんどの方にとって厳しいということで、この3か月間の給付制限期間については、受給開始までのつなぎとして、がっつりアルバイトをすることが可能となっています。

また、受給期間中においても週20時間の雇用保険に加入しない範囲内であれば、アルバイトをすることが可能です。

念の為、大手アルバイト求人サイト2社を紹介しておきます。



ちなみに、私は普通のアルバイトではなく、治験アルバイトをお勧めします。

理由は、規格外の報酬です。治験アルバイトについては、こちらの体験談ありの記事を読んで頂ければと思います。
治験バイトまとめてみました【総集編 お勧めランキング公開】

【失業保険】就職活動をする

次の失業認定日(2回目)までに、就職活動を3回する必要があります。普通は2回で良いのですが、初めの3か月の制限中は期間が長いので3回必要です。

実際に企業に就活活動をしたり、履歴書を送ったりの活動をするわけですが、「たちまち就職を決めたとは思っていない。」とか「とりあえず失業給付を受けながら考えたい。」という方は、就職セミナー等に参加すると良いでしょう。

ハローワークでも毎月セミナーを開催していますし、一般企業主催のセミナーでも構いません。ちなみにハローワークのセミナーは1時間~2時間くらいで終わる就職説明会や職業支援セミナー等いろいろあって、参加することで就職活動と見なされるのでお勧めですよ。

失業保険セミナー失業保険セミナーの様子

【失業保険】失業認定日(2回目)

無事に、3か月の給付制限期間を乗り切ると、2回目の失業認定日にハローワークに行きましょう。ここまで来ると、あと1週間程度で失業給付が振込されます。

ここで注意が必要な事が1点あります!

初回の受給では、まるまる1ヵ月分の失業給付が貰えるわけではありません!

具体的に申し上げると、「初回の受給の金額は3か月の受給制限が終わってから、失業認定日(2回目)までの期間についての受給」となります。

私の場合は、1か月に20万円程度貰える計算ですが、日数の関係から初回で貰えたのは5万円程度でした。残り分の受給資格は後ろ倒しとなります。

なので、「3か月受給制限をかけられて、更に初回では満額を受給できるわけではない。」という点に注意して下さい。「1回目の失業給付を受給を当てにしていたのに!」ということにならないように注意して下さい。

その後は、①就職活動2回以上②失業認定③失業給付振込を、自分の給付日数がなくなるまで繰り返していくということになります。

【失業保険】まとめ

失業保険まとめ

以上、【自己都合退職で失業保険はいつから貰える?】といった内容で、受給までの手続きの流れを解説させて頂きました。

再度ポイントを申し上げると、失業給付受給までの道のりは最短でも退職後4か月程度は要することになります。

その為、自営での収入がない場合は、①一定額の貯金をしておくか、もしくは、②受給まではアルバイト等で当面の生活費を稼ぐか、③早く就職を決めてしまうかしてしまう必要があります。

以上、最後まで拝読ありがとうございました。

ちなみに、「転職会議」知ってますか?お勧めなので、「無料登録」しておくと良いですよ。

ABOUT ME
かぼちゃの父
33才で、10年間務めた銀行の退職。 不動産投資を中心に、今までの経験ブログにて還元します。